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時の流れの落し物

日常生活の中で生れたもので、今は忘れられているもの、そんなものを見つけていきたい。

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●石造の五智如来

五智如来は、西大井の大仏(おおぼとけ)が有名です。
養玉院如来寺の如来堂に安置されている丈六仏です。大仏とは、丈六仏を超えるものを云いますから、「おおぼとけ」なのでしょう。

五智(ごち)如来とは、密教の考え方で、大日如来の5つの智慧を5つの如来にあてはめたもの。
一般的な五智如来の5つの智慧とそれを象徴する如来は、

1)法界体性智(最高の智。大日如来)

2)大円鏡智(清浄の智。何か正しいかを知り、誤ったものを倒す知恵。力。阿閦如来(あしゅくにょらい))

3)平等性智(あらゆる存在の平等を観ずる智。生産。財宝。宝生如来(ほうしょうにょらい)、宝勝と書くこともある)

4)妙観察智(衆生を観て説法し導く。悩み苦しむものを救済する慈悲とそれを導く智慧。阿弥陀如来)

5)成所作智(なすべきことを成就させる智。物事をなしとげる力。不空成就如来(ふくうじょうじゅにょらい))

を云うそうですが、

この寺の五智如来は、大日如来、阿閦如来に変わって薬師如来、宝生如来、阿弥陀如来、不空成就如来に変わって釈迦如来の5体。本来の五智如来とは異なっています。


阿閦如来を薬師如来、
不空成就如来を釈迦如来

と呼び変えているのは、密教の馴染みのない如来を親しみのあるものに替えたものと云われています。

石造の五智如来があるのは、葛飾区柴又。帝釈天で知られるところですが、その参道、向かって左隣の通りにある真松院。真言宗豊山派のの寺院で、柴又の七福神の一つ。珍しい2面8臂(顔が2つ 腕が8個)弁財天の寺として名高いという。

石造の五智如来

IMG_20150715_0004.jpg


次のような解説があります。

IMG_20150715_0005.jpg

ここには、次のように書かれています。

葛飾区指定有形文化財
五智如来石像
所在地  葛飾区柴又七丁目5番8号
指定年月日  昭和54年3月6日


密救では大日如来の知恵を五つにわけ、これに五仏をあて五智如来といいます。
真言の行者は、発心修行の結果、この五智を得ることができるといあれています。
この五智如来石像は、造立碑から万治3年く1660)柴又村の名主済藤次良衛門と、
相模伊勢原村の島居九良左右衛門等により。逆修供養(生前自分の死後の冥福を祈っ
て仏事を営むこと)のために建てられたものです。
 向かって右から阿閦如来・宝生如来・大日如来・阿弥陀如来・不空成就如来の
順に並び、中央の宝冠を戴く大日如来を、真言宗では最高の仏とLて寺院の本尊
とLています。
葛飾区教育委員会

この石像も、西大井の「大ぼとけ」と同じような呼び方、という話を聞きましたが、この解説では、本来の五智如来の在りようとして解説されています。

不確かなことばかりですが、石造の五智如来が存在することだけは確か。これにて…

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